【ララちゃんランドセル『㈱羅羅屋』インタビュー】楽しく選び、楽しく使うために。こだわりの詰まったランドセル

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カラーバリエーションだけでなく、機能も年々進化しているランドセル。各メーカーが工夫を凝らし、より使いやすいように改良を加えています。今回は、埼玉県川口市の「ララちゃんランドセル」の羅羅屋 直営ショールームを訪れ、年々進化するランドセルの機能やデザインについてお話を伺ってきました。

ララちゃんランドセル『羅羅屋』川口ショールーム
最新ランドセルを試せるショールーム
目次

オーダーメイドランドセルの先駆け、ララちゃんランドセル

羅羅屋の社名「ララ」は、イタリア語で「稀少なもの」「貴重なもの」を意味します。その名の通り、羅羅屋は1974年の設立以来、常に新しいものを追求し続けています。その象徴のひとつが、オーダーメイドのランドセルです。

松本さん

最近ではオーダーメイドランドセルは珍しくなくなりましたが、ランドセルにおいて本格的なオーダーメイドを始めたのはララちゃんランドセルが最初なんです。

ララちゃんランドセルがオーダーメイドランドセルを始めたのは2001年 。ランドセルといえば女の子は赤、男の子は黒が当たり前だった時代から、色が多様化してきている時期でした。当時は、ランドセルにオーダーなんて必要なのかという疑問の声があったそうです。

松本さん

赤と黒だけではなくいろいろな色をお子さまが自由に楽しく選んで、世界にひとつのランドセルを手にして欲しいというコンセプトでオーダーメイドランドセルを始めました。

今ではその組み合わせは200億通り以上。ララちゃんランドセルは現在もオーダーメイドランドセルをメインに販売をしています。

特許取得。取り外し可能な「マジかるベルト」でお子さまの身体の負担を軽減

ララちゃんランドセルの強みは、なんといっても「マジかるベルト」。2019年入学モデルから登場した、取り外し可能なやわらかいベルトで、現在、80種類以上を展開しています。

ランドセルは重いと言われますが、実際はランドセルそのものではなく、中に入れる教材が重いのだそう。お子さまが毎日背負う教材の重さは、約3キロから5キロほど。小さい身体にはかなりの負担になります。小さいお子さまの身体を守るやさしいベルトとして開発されたのが「マジかるベルト」です。

松本さん

ランドセルそのものを多少軽く作ったとしても、ノート一冊増えてしまえば超えてしまいます。そのため、重さそのものよりも背負い心地を重視しました。

「マジかるベルト」は、通常のベルトとは異なり、厚手のやわらかいベルト。実際に触ってみると、かなりもちもちした生地なのがわかります。表面にはスキューバダイビングのネオプレーン素材の生地を使用しており、水にも強く手洗いもできる清潔さも安心のひとつです。

カバーミー編集部

かなり厚くてしっかりした生地ですね!

「マジかるベルト」は、取り外しができる点も大きな魅力です。

松本さん

一般的には、小学生に上がりたての子と、高学年の子では体格もかなり差が出ることがあります。6年間ずっと同じベルトを使うという前提に疑問を感じ、取り外しができるベルトを開発しました。

身体の小さい低学年のうちは、柔らかい「マジかるベルト」を使用し、高学年になったら標準ベルトに変えるのがおすすめです。しかし、実際には「マジかるベルト」を6年間使い続けるという声も多く、その背負いやすさが高く評価されています。

2026年モデルも人気間違いなし。【サンリオキャラクターズ】クロミ、マイメロディ、ハローキティ、ポムポムプリン、シナモロール

ララちゃんランドセルは、ブランドやキャラクターとのコラボランドセルも多数展開しています。最近では、とくに女の子にサンリオキャラクターのランドセルが大人気とのこと。

【サンリオキャラクターズ】
(左から)ハローキティ、シナモロール、ポムポムプリン
【サンリオキャラクターズ】
(左から)クロミ、マイメロディ
カバーミー編集部

ぱっと見ではキャラクターものという感じがしないのに、開くと一気に可愛いところがとてもオシャレですね!

松本さん

やはり、キャラクターのランドセルには手が出しにくいという親御さんもいらっしゃいます。外から見たらシンプルなデザイン、中は可愛く、というデザインなので、親御さんも納得しやすいのではないでしょうか。

同様の理由で、キャラクターコラボのマジかるベルトも人気です。

松本さん

全体的にキャラクターものはちょっと、という親御さんでも、ベルトならば、ということで、キャラクターのベルトを選ばれることが多いです。
今大好きなキャラクターと共に楽しく通学いただけるのではないでしょうか。

マジかるベルトについて、羅羅屋のデザイナー、下松さんも太鼓判を押します。

下松さん

自分がランドセルを背負っている時、見える部分は実は肩ベルトしかないんです。特に、1年生はランドセルに黄色いカバーを付けてしまうので、せっかくお気に入りのカラーを選んでも、あまりカラーを楽しめないことがあります。その点、肩ベルトは自分の目にも入る部分なので、肩ベルトで、楽しく通っていただけます。

最近では、ランドセルから選ぶのではなく、お気に入りのベルトを選んで、そのベルトに合うランドセル、という選び方をすることも増えているそう。

マジかるベルトは、取り外しができるため、途中でキャラクターに飽きてしまったら、ベルトだけを変えることができます。購入時には、キャラクターが好きというお子さまの希望を叶えてあげられるため、親御さんにとっても安心です。

保護者受け抜群。スポーツブランドとのコラボシリーズ

2025年入学モデルから展開している【アディダス エナジー】も人気です。

【アディダス エナジー】ブルー
専用の「マジかるベルト」も通常装備
松本さん

やはり、人気のスポーツブランドのモデルは親御さんにとっても選びやすいこともあり、安定の人気です。6年間使用できる専用のマジかるベルトも好評です。

同じくスポーティなランドセルとして【アクティブR】も人気です。

松本さん

カッコいいをカタチにしたランドセルが男の子にとても人気です。

さらに、おすすめなのが、特殊なレインボーカラーの糸です。オーダーメイドランドセルでも選択可能で、男女問わず人気ですが、特に黒や青など濃いカラーのランドセルに映えます。

カバーミー編集部

糸が変わるだけで、一気にオシャレになりますね!

ランドセルは色だけでなく、ディテールへのこだわりも個性を際立たせるポイントです。小さな違いがオシャレにぐっと差をつけます。他の子とは一味違った個性的なランドセルを選ぶなら、オーダーメイドがおすすめです。

自社のデザイナーが腕を振るって生み出すヒット商品の数々

羅羅屋は、1から100まで作れる自社工場にも強みがあります。また、専属のデザイナーを抱えており、そのデザインにも定評があります。デザイナーの下松さんは、ランドセルのデザインを手掛けて13年のベテラン。数年前に羅羅屋に入社した後も、ヒット商品をたくさん生み出してきました。

自社にデザイナーがいるからこそできたと胸を張るのが、エンジェル・ララシリーズ。人気のくすみカラーにティアラのプレートと花のモチーフの刺繍が施されています。

下松さん

工場に刺繍機があるのは珍しいんです。たとえば、エンジェル・ララシリーズは、お花の種類がすべて異なっていて、1つのシリーズですが6デザインあります。同じデザインで色違い、というのではなく、ひとつひとつにこだわれるのは、デザイナーとしても楽しいですね。他社はなかなか難しいのではないでしょうか。

ミルクティーベージュ
(エーデルワイス)
パールホワイト
(チューリップ)
ダスティピンク
(カメリア)
ライトパープル
(ヴィオラ)
フロスティブルー
(ネモフィラ)
ダスティグリーン
(ミモザ)

実際に見てみると、そのデザインの可愛さと丁寧さに圧倒されます。パッと見ではパープルが可愛いと思いながらも、細かい刺繍を見ていくと、どのカラーも魅力的に見えてきます。

松本さん

もし小学生だったらどのランドセルを選んでいますか?

カバーミー編集部

これは悩みますね…当時ピンクが大好きだったので、きっとエンジェル・ララシリーズのピンクを選んでいると思います…!

展示会などで、お客様からデザインの要望をいただけることもあり、それがデザインの参考になることもあるそう。

下松さん

お客様の声を直接いただけるのは、とても嬉しいことです。ランドセルのデザイナーだからこそできる体験だと思います。

これからもララちゃんランドセルからヒット商品を出していきたいと語ります。

「楽しく選んで、楽しく通学して欲しい」という願いを込めて

ランドセルは、6年間使うことはもちろん、家族みんなで選ぶ、特別なものです。松本さんは、ひとつひとつの家族の思いが詰まったランドセルが数多く存在していると語ります。

松本さん

ララちゃんランドセルのランドセル作りのコンセプトは、通学にしても選ぶにしても、楽しんでもらうことです。楽しく選んだランドセルで、6年間楽しく安全に通学してもらいたい。そのために、最大限サポートしていきたいと思っています。

また、デザイナーの下松さんがランドセルのデザインに興味を持つようになった転機は、福島大震災だったそう。大阪で専門学校に通っていた頃、福島大震災が発生。ドキュメンタリーで、津波に流されるランドセルの映像や、子供たちにとってランドセルが必要不可欠なものであることから寄付を呼びかける場面を見て、深く心を動かされたと言います。

下松さん

もともと鞄や帽子のデザイナーを目指していました。ドキュメンタリー番組を見て、ただ鞄であるというだけではなく、想い出に残るもの、贈り物としての日本の文化があるものを作りたいと、ランドセルのデザインに興味を持ちました。

作り手とデザイナーの思いが詰まったララちゃんランドセルは、子供たちの毎日の通学を楽しく特別なものにしてくれるはずです。

見て、触れて、背負って選ぶランドセル。ショールームや展示会に足を運んで

ララちゃんランドセルの直営ショールームは、全国5か所(川口、会津、千葉、大阪、長崎)に展開しています。来店時の予約は不要なため、気軽に立ち寄れます。また、全国で展示会も予定しています。詳細はララちゃんランドセル公式HPでチェックしてみてください。

ランドセルを実際に見て、触れてみると、カタログではわからなかった魅力を感じることができます。是非、お子さまの「好き」を引き出しながら、ランドセル選びを楽しんでみてはいかがでしょうか。

カバーミーでは、ララちゃんランドセルの最新カタログを簡単に請求できます。ランドセル選びの第一歩として、ぜひご利用ください。

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