お子さまが使うランドセルは、6年間の学校生活を共にする大切なアイテムです。しかし、うっかり油性マジックやボールペンで落書きしてしまうこともあるでしょう。そんな時、どうすれば落書きを綺麗に消せるのでしょうか?今回は、ランドセルの落書きを簡単に消す方法をご紹介します。
まずは冷静に!落書きを発見したときの対処法
ランドセルに落書きを見つけたときは、慌てずに冷静に対応することが大切です。まずは以下の手順で状況を確認しましょう。
- ランドセルの説明書や保証書を確認する
- 落書きの範囲と使用された筆記具を特定する
- 自宅での対処が可能か判断する
説明書には、そのランドセルに適した対処法が記載されていることがあります。また、保証内容を確認し、メーカーでの修理が必要かどうかも検討しましょう。
ランドセルを買ったときの保証書はちゃんと取っておかないとね!
筆記具別!ランドセルの落書き消し方テクニック
落書きに使われた筆記具によって、効果的な消し方が異なります。ここでは、よくある筆記具ごとの対処法をご紹介します。なお、素材によっては、これらの方法がランドセルにダメージを与えることがありますので、必ず目立たない場所でテストを行ってから使用してください。
鉛筆の落書きを消す方法
鉛筆の落書きは比較的簡単に消すことができます。柔らかめの消しゴムを使い、優しく擦ってみましょう。ただし、強く擦りすぎると素材を傷つける可能性があるので注意が必要です。
- カッターナイフで消しゴムを細く削り、ピンポイントで使用する
- 擦る範囲はなるべく狭くする
ボールペンの落書きを消す方法
ボールペンの落書きは少し厄介ですが、以下の方法を試してみましょう。
- 水のりを厚めに塗り、乾いたら剥がす(数回繰り返す)
- 中性洗剤をコットンに付けて拭く
- 専用の落書き消し商品を使用する
ボールペン用の固い消しゴムを使用する方法もありますが、ランドセルの素材を傷つける可能性があるので注意が必要です。
水性ペンの落書きを消す方法
水性ペンの落書きは、早めに対処すれば比較的簡単に消すことができます。
- 消しゴムでこすってみる
- 水と中性洗剤を少し混ぜた溶液を布に染み込ませ、優しく拭いてみる
- 革製品や合皮専用のクリーナーを使用する
水性ペンの落書きが軽い場合、通常の消しゴムでこすってみると消えることがあります。柔らかい力で試してみてください。
油性ペンの落書きを消す方法
油性ペンは水性ペンよりも落ちにくいですが、慎重に対処することで汚れを取り除くことができます。
- メイクを落とすためのクレンジングオイルを布に取り、優しく拭き取る
- 少量の消毒用アルコールを布やコットンに含ませて、汚れた部分を優しくこする
- 革製品や合皮専用のクリーナーを使用する
汚れが取れた後は、水で湿らせた布でアルコールを拭き取り、しっかり乾かします。強くこすると素材を傷める可能性があるので、慎重に行いましょう。
油性ペンでの落書きは厄介そうね…
クリーナーを使う場合は、ランドセル用のクリーナーも市販されています。ランドセルの素材に適したクリーナーを選ぶと良いでしょう。
意外と多い!その他の落書きとその対処法
ボールペンや油性ペン以外にも、様々な原因でランドセルが汚れることがあります。ここでは、その他の落書きや汚れの対処法をご紹介します。
口紅の跡を消す方法
お子さまが遊びで口紅を塗ってしまったり、うっかり触れてしまったりすることもあるでしょう。口紅の跡は以下の方法で消すことができます。
- クリームタイプやオイルタイプのクレンジングをコットンや綿棒に付ける
- 軽く擦って口紅を浮かせる
- きれいに拭き取る
落書き消しの際の注意点
ランドセルの落書きを消す際は、以下の点に注意しましょう。
- 早めに対処する
- 自宅での対処は自己責任で行う
- 目立たない部分で試してから本番に挑戦する
- 使用した薬剤はよく拭き取る
- 素材に合った薬剤を使用する
特に人工皮革のランドセルは、表面に特殊な加工が施されているため、強い薬剤を使用すると劣化の原因になります。素材に適した方法で対処することが大切です。
メーカーでの修繕について
自宅での対処に不安がある場合は、メーカーでの修繕を検討しましょう。多くの場合、落書きのあるパーツを交換する形で修理が行われます。
修繕の目安
費用:6,000円程度(ランドセルのフタ部分の場合)
期間:約14日
適した時期:夏休みなどの長期休暇
ただし、長期休暇中は混み合う可能性があるので、早めに相談することをおすすめします。
まとめ
ランドセルの落書きは、適切な方法で対処すれば綺麗に消すことができます。ただし、無理な対処はかえって状況を悪化させる可能性があるので注意が必要です。自宅での対処に不安がある場合は、迷わずメーカーに相談しましょう。また、落書き予防のために、お子さまに持ち物を大切にする心を育むことも大切です。ランドセルは6年間の学校生活を共にする大切なパートナー。きれいに使い続けたいですね。