ランドセル選びが終わって少しひと息ついた今だからこそ、防災への備えを見直してみませんか?小学校に通い始めると、お子さんだけで行動する時間も増えてきます。いざというときに家族全員が落ち着いて動けるように、「親子で作る防災リュック」の準備を始めてみましょう。
なぜ今「親子で防災リュック」なのか
地震や台風など、自然災害がいつどこで起きてもおかしくない時代。学校にいるときに被災したり、自宅での避難を余儀なくされたりと、シーンごとに備えが必要です。特に小学生になったお子さんは、親の目が届かない場面も増えるため、家庭での「防災教育」がとても大切になります。
防災リュックは市販のセットもありますが、家族構成や子育て中ならではの必要アイテムは人それぞれ。だからこそ、お子さんと一緒に話し合いながら、自分たちに必要な中身を考えていくのがベストな方法なんです。

防災リュックに入れておきたい基本アイテム
まずは最低限そろえておきたい「基本の防災グッズ」からご紹介します。これは大人も子どもも共通して必要なものばかりです。
- 飲料水(500ml×3本が目安)
- 長期保存できる非常食(ゼリー、クッキーなど子どもが食べやすいもの)
- 懐中電灯(手回しタイプだと電池切れの心配なし)
- モバイルバッテリー(充電ケーブルも忘れずに)
- 衛生用品(マスク、除菌シート、生理用品)
- 簡易トイレ・ポンチョ・防寒アルミシート
- 常備薬・絆創膏・体温計(家族用にセットしておくと安心)
これらはネットやホームセンターで手軽にそろえられますが、賞味期限や使用期限の確認も定期的に必要です。年に一度、家族で見直す日を決めておくと、備えが習慣になりますよ。

小学生ならではの「こども用防災グッズ」も忘れずに
大人とは違って、災害時にお子さんが不安になりすぎないようにすることも防災の大切な目的です。そこで、ママたちから支持されている「こども向け防災アイテム」も入れておきましょう。
- 名前・住所・連絡先を書いたメモ(防水ケースに入れて)
- 小型ホイッスル(助けを呼べるよう首からかけて)
- お気に入りのおやつ・ガム(精神安定に)
- 小さなぬいぐるみや折り紙など、気持ちが落ち着くグッズ
- マスクのサイズや下着など、お子さんに合ったものを
「これは入れたい」「これはいらないかも」と親子で話し合いながら準備することで、自然と防災意識が高まっていきます。

防災リュックの置き場所と、定期的な見直しもポイント
せっかく準備した防災リュックも、いざというときに取り出せなければ意味がありません。玄関や寝室の出入り口など、すぐ手が届く場所に家族それぞれのリュックを用意しておくのがおすすめです。
また、お子さんの成長や季節の変化に応じて中身を見直すことも大切です。サイズアウトした下着や賞味期限切れの食品などがないか、年に2回(防災の日と年末など)を目安にチェックすると安心です。
市販品で補いながら「わが家仕様」にカスタマイズ
最近では、防災リュックの中身が一式セットになった市販商品も多数販売されています。それらをベースに、自分たちの生活スタイルに合わせてアイテムを追加するのが効率的。特に、アレルギーのあるお子さんや、ペットを飼っているご家庭などは、市販品だけではカバーしきれない部分があるので注意しましょう。
Amazonや楽天などの通販サイトでは、口コミ評価も確認できるので、使い勝手や実際の容量などを参考にしながら選ぶのがおすすめです。
よくある質問

防災リュックは1人1つ必要?



はい、基本的には家族1人につき1つが理想です。特にお子さん用は軽くて背負いやすいサイズにし、本人が管理できるようにするのがポイントです。



中身を入れすぎて重くなってしまいます



「3日分」を目安にしますが、最初から完璧を目指さず“最低限+α”でOKです。リュックの重さは体重の15%以下を意識しましょう。



どこで買えばいいの?



ホームセンターや防災専門ショップ、Amazon・楽天などの通販で手に入ります。リュック本体と中身がセットになったタイプも便利です。
親子で防災を「話し合う」ことが最大の備え
防災リュックをただ用意するだけでなく、お子さんと一緒に考え、準備し、話し合うことが、いざというときに落ち着いて行動できる力になります。「これ、持っておくと安心かもね」といった会話が、家族の防災力を育てる第一歩。
備えあれば憂いなし。親子で防災リュックの中身を一緒に考えてみませんか?