エシカルなランドセルって?ラン活にも広がるサステナブルな選択肢

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最近、ランドセル選びに「サステナブル」という視点を取り入れるご家庭が増えています。毎日使うランドセルだからこそ、お子さんの体にやさしいことはもちろん、環境にもやさしい素材を選びたいという声が高まっています。

これまでのラン活では、デザインやカラー、ブランド、価格が重視されることが多かったですが、近年は「地球に配慮した選び方」も新しい基準として注目されています。リサイクル素材や環境負荷の少ない人工皮革など、サステナブル素材のランドセルは、軽量で丈夫という機能面も兼ね備えており、お子さんにとっても快適です。

こうした動きは、お子さん自身が環境問題に関心を持つきっかけにもなります。ランドセルを選ぶという小さな一歩が、未来の地球を守る大きな一歩につながるかもしれません。

目次

エシカルなランドセルとは何か

「エシカル」とは、人や環境、動物など地球上のすべてにやさしい選択をするという考え方を指します。エシカルなランドセルとは、単に素材が環境にやさしいだけでなく、製造や流通の過程でも公正さや倫理性が重視されているランドセルのことです。

たとえば、動物由来の素材を使用しないバイオレザー(植物皮革)のランドセルは、動物福祉に配慮した選択肢として注目されています。

こうしたエシカルなランドセルを選ぶことは、お子さんに「ものを大切にする」「地球にやさしい選択をする」という価値観を自然と伝える機会にもなります。毎日背負うランドセルだからこそ、そこに込める想いも大切にしたいですね。

サステナブル素材の種類と特徴

サステナブルなランドセルに使われる素材には、さまざまな種類があります。それぞれに特徴やメリットがあるため、ご家庭の考え方やライフスタイルに合ったものを選ぶことが大切です。

たとえば、再生PETボトルを原料とした人工皮革は、軽量で撥水性があり、リサイクル資源を有効活用できる点が魅力です。汚れにも強いため、お手入れも簡単で、毎日使うランドセルにぴったりです。

植物由来のバイオレザーは、従来の合成皮革に比べて環境負荷が少なく、柔らかくしなやかな質感が特徴です。近年は耐久性も高まり、6年間安心して使える素材として人気が高まっています。池田屋ランドセルでは、株式会社FILWEL(フィルエル)が製造する人工皮革人工皮革「ベルバイオ」を使用したランドセルを販売しています。

また、株式会社クラレが製造する人工皮革「クラリーノ」シリーズは、環境への配慮を進めた日本製素材として有名です。

ランドセルの素材の背景に目を向けることで、見た目や機能性だけではない「想いのこもった選択」ができるでしょう。

CHIKYUランドセルのサステナブルなランドセル

CHIKYUランドセルのWWF(世界自然保護基金)とのコラボレーションモデルは、サステナブルな取り組みのひとつです。WWFジャパン(公益財団法人世界自然保護基金ジャパン)とのライセンス契約のもと製造されており、正式な公式ライセンス商品として販売されています。

WWFは1961年に設立され、現在は100カ国以上で活動を行う世界的な環境保全団体。人と自然が調和して生きる未来を目指し、生物多様性の保全や地球温暖化対策など、幅広い活動を展開しています。

このWWFモデルに使われているのは、ペットボトルを再利用して作られた再生素材「エコペット®」を主原料とした人工皮革「コードレ®」。海洋プラスチック問題の要因にもなっているペットボトルを、子どもたちが毎日使うランドセルに生まれ変わらせる——そんな地球にやさしい発想から生まれたランドセルです。

かつては「再生品=品質が劣る」というイメージもありましたが、今では“サステナブル”という価値として、前向きに受け入れられる時代になってきたそうです。

お子さんと一緒に考えるラン活

ランドセル選びは、お子さんにとっても大きなイベントです。色やデザインを一緒に選ぶだけでなく、「どんな素材でできているのか」「どんな想いで作られているのか」を一緒に調べてみるのもおすすめです。

例えば、お子さんと一緒にお店やメーカーのウェブサイトを見ながら、「このランドセルはペットボトルをリサイクルして作られているんだよ」「動物の皮を使っていないやさしい素材なんだって」と話してあげると、自然と環境や社会への興味を育むきっかけになります。

「毎日使うものだから、地球にもやさしいものを選びたいね」と会話を重ねることで、ラン活が単なる買い物ではなく、親子で価値観を共有し、育てていく学びの時間になります。

長く使うこともサステナブル

サステナブルなランドセル選びというと、素材や製造方法に目が行きがちですが、実は「長く大切に使う」ことも立派なサステナブルな選択です。丈夫で修理対応が充実しているブランドを選ぶことで、買い替えの必要を減らせます。

また、お子さんが愛着を持って使えるデザインを選ぶことも大切です。お気に入りのランドセルは大切に扱われやすく、結果として長持ちにつながります。卒業後にリメイクして記念品にするのも、サステナブルな考え方のひとつです。

近年は、ランドセルをミニチュアサイズに加工して飾ったり、お財布やパスケース、キーケースなどの革小物に仕立て直してくれるサービスも増えています。こうしたリメイクは、愛着のあるランドセルを「記憶として残す」だけでなく、廃棄物を減らすという点でも環境にやさしい取り組みです。

まとめ

サステナブル素材のランドセルは、お子さんの体へのやさしさと、地球環境への配慮を両立できる新しい選択肢です。クラリーノバイオレザー再生PETなど、多彩な素材とブランドが登場し、選択肢も年々広がっています。

エシカルな視点を取り入れたラン活は、これからの時代にふさわしい、価値ある選び方といえるでしょう。未来を担うお子さんに贈るランドセルだからこそ、長く大切に使える「やさしい一品」を選んでみませんか。親子で楽しみながら取り組むエシカルなラン活は、思い出に残る特別な体験になるはずです。

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