【萬勇鞄インタビュー】お子さまの成長に寄り添う手作りランドセル

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年々複雑になるランドセル選び、いわゆる「ラン活」。各メーカーからさまざまなカラーやモデルが発売され、その膨大な情報量に頭を抱える保護者の方も多いのではないでしょうか。

豊富なカラーとオーダーメイドでお子さま一人ひとりの個性に寄り添った選択が可能なのが、萬勇鞄の手作りランドセル。今回は、萬勇鞄株式会社の代表取締役・服部達昭さんにその人気のポイントについて伺いました。

目次

鞄づくりの技術が活きる萬勇鞄のランドセル

萬勇鞄の歴史は昭和25年、前身である「服部鞄製作所」の創業に始まります。当時はランドセルを製作していませんでしたが、昭和40年代のベビーブームによる需要増加をきっかけにランドセル製造をスタート。当時は、地域に根ざしたオーダーメイドランドセルの製作に注力し、問屋への卸売りを中心に展開してきたといいます。

萬勇鞄は、革の下準備からパーツづくり、組み立てから仕上げの手縫いまで、すべてを職人の手作りよるもの。もともと鞄のオーダーメイドで培われた技術を強みにランドセル作りをしています。しかし、効率化を重視する中で一度オーダーメイドを中止していた時期もあったそう。

服部社長

時代の流れでECサイトをオープンしたところ、そちらが好調だったため、既製品の販売に力を入れた時期がありました。
しかし、お子様の個性を大切にオンリーワンのランドセルを提供したい思いと、トレンドの調査のため、2015年には中止したオーダーメイドを2021年に復活させました。

現在、萬勇鞄では100を超えるシリーズの他に「オーダーメイドランドセル」「コンビカラーランドセル」の2種類のセミオーダーランドセルを展開しています。「コンビカラーランドセル」は2025年入学用ランドセルから開始した注目のオーダー方法です。

コンビカラーオーダーランドセル

セミオーダーでつくる特別なランドセル

萬勇鞄のコンセプトは、「Only ONEの個性に応える。100人の好きより1人の大好きを目指して」。その言葉通り、お子さま一人ひとりの個性を尊重し、特別なランドセル作りを提案しています。

萬勇鞄のオーダーメイドランドセルが採用しているのはセミオーダー形式。カラーやデザインをお好みに合わせて選べるのが大きな特徴です。

「オーダーメイドランドセル」は本体カラー35色、素材や内装、刺繍などの12種類のパーツも自由に選べます。「コンビカラーオーダーランドセル」はメインカラーとサブカラーを27色から選択。好きなカラーの組み合わせで個性的なランドセルが作れます。さらに、内装や背中カラー、金具などの8種類のパーツも自由に選べます。

服部社長

近年はトレンドの変化が早く、女の子に以前人気だったダークブラウン系やキラキラ装飾は最近あまり見かけません。

近年、男の子に人気のカラーはグレー系やシックな色合い、アッシュトーンなど。女の子はくすみ系のピンクやライトブルー、パープル系が人気とのこと。

服部社長

全体としてやはり、人気のカラーに集中する傾向があります。
ただ、オーダーメイドでは皆さん個性豊かな組み合わせを選ばれますね。販売者側も想定していない色の組み合わせができることもあります。

個性派さんにぜひおすすめしたい萬勇鞄のランドセル。しかし、「子どもに自由に選ばせたいけれど、親としてはその選択に納得がいかない…」という場面もあるかもしれません。
親子でカラーの意見が合わないときは、親の希望するカラーとお子さまの好きなカラーを組み合わせてみるのもひとつの方法です。親子で意見を交わしながらのランドセル選びは、お子さまの成長にもつながる貴重な体験となるはずです。

こだわりの素材と背負いやすさは展示会で体感を

萬勇鞄のランドセルはその質感も大きな特徴です。とくに、人工皮革(157シボタイプ)の採用は萬勇鞄ならでは。雨や汚れに強く、マットな質感を豊富なカラーバリエーションで展開しています。

157シボタイプの人工皮革は、背負いやすさにも一役買っています。

ランドセル選びでは「重さ」がよく話題になりますが、牛革は高級感がある反面、重さがネックとなります。萬勇鞄では、牛革をかぶせや肩ベルトに使用し、本体には軽量で扱いやすい人工皮革を採用する「牛革ハイブリッド」を一部に採用しています。この方法により、質感と軽さを見事に両立させているのです。

また、背負いやすさにおいては、軽さや肩ベルトの形状がよく注目されますが、萬勇鞄はさらに「背あて」部分の素材にもこだわりを持っています。背中に触れる部分に肉厚で柔らかなウレタンを採用し、それに合わせて肩ベルトの厚みを調整することで、背負った際の負担を軽減。長時間の通学でも快適な背負い心地を実現しています。

手触りや背負い心地を確かめるには、実際に背負ってみるのが一番です。萬勇鞄では毎年展示会を実施しています。まずカタログで気になる色やデザインをチェックしたら、ぜひ、お子さまと一緒に展示会に足を運んでみましょう。

2026年度ランドセルの展示会は2025年2月頃実施予定。最新の展示会情報は萬勇鞄公式サイトをご覧ください。
公式サイトで詳しく見る

カバーミーでは萬勇鞄のランドセルカタログも請求できます。こちらもぜひチェックを。

個性を彩る、自分だけの宝箱

かつては赤や黒が主流だったランドセルも、今ではカラーやデザインが多様化し、選択肢が大きく広がっています。

服部社長

自分で選んだランドセルを親や親戚に買ってもらい、それを6年間大切に使い切る経験は、感謝の気持ちを育むと同時に、物を大切に使うことにもつながります。お子さまにとって、とても良い経験になるのではないでしょうか。

近年、リュックタイプなどの安価なランドセルも増えていますが、箱型のランドセルには安全性という重要な役割があります。たとえば、転倒時にお子さまの頭部を守ったり、ランドセルの中身をしっかり保護したりするのは、ランドセルならでは。服部社長は、安全面を考慮してもランドセルの購入をおすすめしています。

服部社長

ランドセルは決して安価な買い物ではありませんが、そのぶん、ランドセル選びは自主性を育み、親子のコミュニケーションを深めるなど、多くの学びの機会を提供してくれると思います。

自分で選んだランドセルは、まさに自分だけの宝箱。きっと6年間を素敵に彩ってくれるでしょう。

萬勇鞄のランドセル最新情報をチェック

萬勇鞄のランドセルは、お子さまの個性を引き立てる豊富な選択肢と、使い心地を追求した丁寧な作りが特徴です。ランドセル選びは、単に学用品を購入することだけでなく、親子で意見を交わし合い、お子さまの成長や個性を大切にする特別な機会となります。

「Only ONEの個性に応える」という萬勇鞄のコンセプトは、これからランドセルを選ぶ多くのご家族にとって、心強い選択肢となるでしょう。ぜひ、展示会やカタログ請求を活用し、最高の一品に出会ってください。

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