名古屋市の株式会社村瀬鞄行が、ユニークな甲冑風ランドセル「赤色小札黄銅鋲背嚢具足(あかいろこざねおうどうびょうはいのうぐぞく)」を制作し、Japan Leather Award 2024で「アーティスティックデザイン賞」を受賞しました。背負えばまさに武将気分、斬新なデザインはネットでも大きな話題を呼びました。
端切れを活用し環境に配慮
「甲冑風ランドセル」のカブセ部分は引張部分を利用し、1枚ずつ繋ぎ合わせることで甲冑を思わせるデザインに。また、大マチ部分は異なる革を組み合わせて模様を作り、下部には”睨みを効かせた顔”を左右に作るなど、甲冑らしく見える工夫が随所にされています。
特に注目すべきは、デザインのユニークさだけでなく、環境への配慮がなされている点です。この甲冑風ランドセルは、通常の製作過程で発生する端切れを活用しています。廃棄されるはずだった素材を再利用することで、資源の無駄を減らし、持続可能なものづくりを実現しています。この取り組みは、環境意識が高まる現代において非常に重要な要素といえるでしょう。
なお、この「甲冑風ランドセル」は一般的なランドセルより重く、通学用ではなくあくまでも観賞用推奨の作品とのこと。受賞作品は2024年12月1日から2025年1月6日まで、大阪・阪急うめだ本店の「b8ta Osaka-Hankyu Umeda」で展示される予定です。また村瀬鞄行公式オンラインショップにて10月31日(木)より受注を開始しています。
ランドセルのリメイクサービスで思い出を新しい形に
「甲冑風ランドセル」がランドセルの製作過程で発生する端切れを使用して作られているように、各ランドセルメーカーでは、使い終わったランドセルを新たな形に生まれ変わらせるリメイクサービスを提供しています。6年間使用した思い入れのあるランドセルを、別の形に生まれ変わらせることで、6年が過ぎても、また違った楽しみ方ができます。で、その思い出を形を変えて大切に保存できます。
たとえば、萬勇鞄では、壁掛けフォトフレーム、キーケース、ペンケース、パスケース、キーホルダーの5点セットへのランドセルリメイクを実施しています。→萬勇鞄のランドセルリメイク
羽倉ランドセルのランドセルリメイクでは、ペンケースやパスケース、キーチャーム、手帳カバーなどへのリメイクができます。
→羽倉ランドセルのランドセルリメイク
カバーミーのカタログ一括請求では、萬勇鞄、羽倉ランドセルのカタログも請求できます。
ランドセルのリメイクは、子どもの成長の記録を形に残すだけでなく、サステナブルな選択としても注目されています。各メーカーのサービス内容や料金は異なりますので、詳細は各社のウェブサイトでご確認ください。
思い出深いランドセルを新たな形で楽しむランドセルリメイクを利用すれば、お子さまの卒業後も、大切な思い出とともに長く使い続けることができます。ランドセル選びの指標のひとつにしてみてはいかがでしょうか。