お子さんの小学校入学を控え、ランドセル選びに頭を悩ませている親御さんも多いのではないでしょうか。特に「軽さ」については、カタログを見るたびに気になるポイントですよね。今回は、実際に軽量モデルを選んだ先輩ママたちに、その結果どうだったか、その本音に迫ります。
軽量ランドセルを選んだ3人のママたちの体験談
今回お話を伺ったのは、それぞれ異なる軽量ランドセルを選んだ3人のママたち。実際の使用感や、選んだ理由、そして後悔している点まで、包み隠さず教えてもらいました。

息子が小柄だったので、とにかく軽いものをと思って980gの超軽量モデルを選びました。確かに軽くて喜んでいたんですが、3年目の今、型崩れが気になってきて…



娘の通学路が坂道ばかりで、軽さ重視で1100gのものを購入。軽さは満足だけど、A4ファイルがギリギリで、高学年になったら容量が心配です



最初は1200gの軽量タイプを検討していたけど、店頭で背負い比べをして1300gのモデルに。結果的にこの選択が正解でした
軽さだけじゃない実際に使ってわかった重要なポイント
3人のママたちの話を聞いて見えてきたのは、軽さだけでランドセルを選ぶリスクでした。実際の使用感から見える、本当に大切なポイントをまとめてみました。
耐久性との兼ね合いが想像以上に重要
軽量化のために素材を薄くしたり、補強材を少なくしたりした結果、思わぬトラブルに見舞われることがあります。



軽さを求めすぎて、素材の質を見落としていました。毎日の使用でかぶせの部分に細かいシワができて、見た目が気になります。もう少し重くても、しっかりした作りのものにすればよかった
収納力は高学年になるほど重要性が増す
低学年のうちは気にならなくても、学年が上がるにつれて教材が増え、収納力の不足を実感することが多いようです。
小学校低学年(1〜2年生)のうちは、持ち物は教科書やノート類が中心のため、基本的な容量で十分です。しかし、中学年(3〜4年生)になると教科書の数が増え、さらに習字道具なども加わるため、A4ファイルに対応できるランドセルが必須となります。高学年(5〜6年生)では、すべての教科書に加えて副教材も多くなるため、大容量の収納力が求められます。
成功例から学ぶ理想的なランドセル選び
一方で、軽さと他の要素のバランスを上手に取れた鈴木さんのケースから、理想的な選び方を学んでみましょう。



最初は軽さばかり気にしていましたが、店員さんに『お子さんに実際に背負わせて歩いてもらってください』と言われて目が覚めました。100g重くても、背負いやすさが全然違ったんです
背負い心地の重要性
単純な重量よりも、背負ったときの体への負担の少なさが実は重要だということがわかりました。
背負い心地を左右する要素
・肩ベルトの幅と厚み
・背中のクッション性
・重心の位置(体に近いほど軽く感じる)
・ベルトの立ち上がり角度


先輩ママたちが今だから言える選び方のコツ
3人のママたちの経験を踏まえて、これからランドセルを選ぶ方へのアドバイスをまとめてもらいました。



軽さだけに注目せず、素材の質や作りの丁寧さも必ずチェックしてください。長く使うものなので、少し重くても丈夫なものを選ぶべきでした



収納力は後から変更できません。今の荷物量だけでなく、高学年になったときのことも考えて選んでください。A4フラットファイルが余裕で入るサイズは必須です



数値だけで判断せず、必ずお子さんに背負わせてください。軽くても背負いにくいものより、少し重くても体にフィットするものの方が絶対にいいです
失敗しないランドセル選びのための5つのチェックポイント
先輩ママたちの経験から導き出された、失敗しないランドセル選びのための具体的なチェックポイントをご紹介します。実際の体験談と併せて、どこを重視すべきかを詳しく解説します。
1. お子さんに実際に背負わせる
カタログの数値だけでなく、必ず実際に背負って歩いてもらうことが大切です。できれば教科書やノートなどの荷物も入れた状態で試してみましょう。



最初はカタログで軽いものを選んだつもりでしたが、実際に背負わせてみると『なんか変』って娘が。肩ベルトが体にフィットしていなかったんです。重量だけじゃわからないことがたくさんありました
店頭では最低でも5分は背負わせて、お子さんの表情や姿勢の変化を観察してください。また、可能であれば店内を歩き回ってもらい、違和感がないかを確認することも重要です。
2. 6年間の使用を想定した耐久性
軽さと耐久性のバランスを考え、6年間安心して使える品質かどうかを確認しましょう。特に毎日触る部分の作りは入念にチェックが必要です。
耐久性チェックポイント
- かぶせ(フタ)の厚みと素材の質感
- 背あての補強材の有無
- 金具部分の作りの丁寧さ
- 縫製の確実性(特に角の部分)
- 底鋲の材質と取り付け方



軽さを重視しすぎて、かぶせの素材が薄いものを選んでしまいました。3年使った今、型崩れが目立って買い替えを検討中です。最初から少し重くても丈夫なものにすればよかった
3. A4フラットファイル対応サイズ
現在の教材事情を考えると、A4フラットファイルが余裕で入るサイズは必須条件です。ギリギリのサイズでは、毎日の出し入れでストレスを感じることになります。
実際にA4フラットファイルを持参して、余裕を持って入るかどうかを確認してください。また、ファイル以外の教材も一緒に入れたときの収納力も重要です。特に高学年になると、教科書の厚みが増し、副教材も多くなるため、マチ幅にも注目しましょう。



1年生のときは『こんなに大きくて大丈夫?』と思いましたが、4年生の今では大容量にして正解だったと実感しています。特に習字道具や絵の具セットを入れる日は、容量の大切さを痛感します
4. 背負い心地の良さ
肩ベルトの幅や背中のクッション性など、体への負担を軽減する工夫があるかチェックしましょう。長時間背負う可能性を考えると、背負い心地は重量以上に重要な要素です。
背負い心地のチェックポイント
- 肩ベルトの幅は十分か(最低でも6cm以上推奨)
- 肩ベルトにクッション性はあるか
- 背あて部分のクッション性と通気性
- ベルトの立ち上がり角度(体にフィットするか)
- 胸ベルトや腰ベルトの有無と調整幅
背負い心地の良さは、お子さんの通学時の疲労度に直結します。特に長距離通学や坂道が多い場合は、このポイントを最重視することをおすすめします。
5. アフターサービスの充実
6年間の保証内容や修理対応など、購入後のサポートも重要な選択基準です。お子さんの使い方によっては、予想外の故障や破損が起こる可能性があります。
確認すべきアフターサービス
- 6年間保証の詳細内容(どこまでカバーされるか)
- 修理期間中の代替ランドセル貸出サービス
- 修理受付の方法(店頭持込、郵送対応など)
- 有償修理の料金体系
- メーカーの信頼性と継続性



2年生のときに錠前部分が壊れたのですが、メーカーの対応が迅速で、修理期間中も代替品を貸してくれました。アフターサービスの充実は本当に心強いです
特に活発なお子さんの場合、6年間で何らかの修理が必要になる可能性が高いため、購入前にアフターサービスの内容をしっかりと確認しておきましょう。
効率的なランドセル選びのためにカタログ一括請求を活用
今回お話を伺った先輩ママたちも、最初は情報収集に苦労したそうです。効率的に情報を集めるために、カタログ一括請求サービスの活用をおすすめします。
カバーミーのランドセルカタログ一括請求のメリット
- 人気ブランドのカタログを一度にまとめて請求可能
- 重量や機能を比較しながら検討できる
- 限定モデルや早期割引情報もいち早くキャッチ
- お子さんと一緒にゆっくり家で検討できる



カタログを一括請求して、まずは家族で話し合いました。お気に入りを3つ程度に絞ってから実際に店舗で背負い比べをしたので、効率的に選べましたよ
まとめ軽さだけでなく総合的な判断が6年間の満足度を左右する
先輩ママたちの体験談から見えてきたのは、軽さだけを追求するのではなく、耐久性・収納力・背負い心地などを総合的に判断することの重要性でした。お子さんの体格や通学距離、性格なども考慮して、6年間安心して使えるランドセルを選びましょう。
ランドセル選びは一度きりの大切な決断です。後悔しない選択のために、まずはカタログでしっかりと情報収集をして、お子さんと一緒に納得のいくランドセル選びを進めてください。